大学で学ぶこと

 就活をしていると、大学の学部と仕事の内容を関連づけることを要求される場面が多々ある。果たして大学で学んだことを必ずしも就職先で活かさなければならないのだろうか。

 

 私はずっと、自分の好きなことだけをしてきた。小中は公立校で放課後はまっすぐ家に帰り本を読んだらテレビを見たり、高校も推薦で苦労なく進学し、予備校などに通うこともなく、特殊な形式の入試で早々に国立大学に合格した。ずっと好きなことだけをして、自分のしたいことだけをして生きてきた。

 

 私が第一志望としている企業は絵本の出版社であったが早々に落ちた。まあ、落ちるだろうなとは思っていた。特にいわゆる大企業、有名企業は受けていない。恐らく最終的には地元のローカルスーパーに就職することになるだろうなとまだ就活中ではあるが思っている。

 

 スーパーだって悪くない。地域の人の生活に寄り添って働いていけるのだから、私はそれでいいと思っている。だが、ローカルスーパーに就職するというと周りの人は微妙な顔をする。学歴、大学の専門分野があまり活かされないから。

 

 別に構わない。何故、大学全入時代と言われる今、大学で学んだことを活かして社会に貢献しなければならないのだ。就職のために大学に行ったのではない。自分のやってきたことが楽しかったから、大学でもう少しやってみようと思っただけだ。絵本出版は活かせるような仕事だったかもしれないけれど、それはただ、私が好きなことだというだけだ。

 

 必死になって大学に行って、必死になって大企業に行くことを否定するわけではない。私にはそれが向いていなかったというだけ。私は自分の好きなことをして、無理せずに好きなように生きていけたらそれでいい。学歴はいらない。ただ自分がやりたかったことを大学でやれた。それで満足なのだ。